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Square Stage

最後まで手を抜かない

                                                                                            経済学部 経済学科 3年木村 莉花

 

今までの活動が実を結ぶ

私たちは一からイベントを企画したため、参加者も自分たちで集める必要がありました。イベントのターゲットは海外の学生で、メンバーそれぞれが声をかけ、知り合いの外国人や国際支援課の方にSNSなどでイベントの宣伝を手伝っていただきました。これにより、多くの初見の方が参加してくださいました。このように、たくさんの方の協力を経ての開催となり、最終的には2日間でインドネシア、マレーシア、オーストラリア、アメリカ、イギリスから

60人以上の方に参加していただきました。コロナ渦で渡航ができない中、グローバルイベントを開催することができ、参加者各々が勉強してきた日本語で一生懸命伝えてくれる姿は、同じ外国語を学んでいる身として心を動かされた場面でした。オンラインで国際交流ができること、また今まで行ってきたプロジェクトがこのイベントで繋がり、人との繋がりの大切さを実感することができました。

 

トラブルに備えた行動を

イベント内では日本語を教えるセッションを設けました。参加者により、日本語の習得具合が異なることを考慮し、初心者と上級者向けにブレイクアウトルームを作成しました。その中で私は、日本語の上級者向けにフリートーク部屋を展開しました。参加者の方に選んでもらうため、各部屋へ移動する手段を英語で伝える必要がありました。しかし、わかりやすく説明するのは難しく、初日は操作方法を詳しく説明できず、別部屋で待機していても参加者が一向に増えずとても焦りました。1日目の反省から、2日目は事前に操作方法のスライドを作成し、手順を追って説明するなど変更し取り組みました。その結果、スムーズに移動を促すことができ、より多くの方と交流できました。この経験から、万が一に備えて、複数の方法を予め考えておくことが大切であると気づきました。 

 

この経験は、先のことをあまり考えて行動することができなかった私にとって、とても重要な学びとなりました。前半順調にできているから、後半も大丈夫であろうという安易な考え方はなくなり、何かトラブルがあるかもしれないという考え方に変わりました。今では、ネットが落ちるなどの予測できるトラブルに対しては解決策を立て、リハーサルでは丁寧に確認し、最後まで手を抜かずに後先のことまで考えて行動するようになりました。

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