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海外事情という名の船
経済学部経済学科 3年
笹村優斗
始まり
2020年度の海外事情英語Aは例年と大きく違う点があります。それは新型コロナウイルスのためにオーストラリアに渡航することができなかったこと。そして、イベントや打ち合わせは全てオンラインで行わなければいけなかったことです。いろいろな学部学科からメンバーが集まり、ほとんどが会ったことも話したこともない中で始まりました。
船の行方
この海外事情英語Aというプログラムが始まった当初は、チームワークの欠けらもありませんでした。オンラインだからこそ最後までコミュニケーションが行き渡らずメンバーに不満を抱いたり、タスクを期限までに終えることができなかったり、連絡がつかなかったり…。いわゆる崩壊状態でした。一体オンラインという世界でどうしたらチームは成功するのか。この点が僕たちの大きな課題であったと思います。
そんな時、インストラクターであるアイクマン理恵さんに以下の助言をいただきました。タイトルにあるチームを船に喩えたお話です。「この海外事情という1つの船にメンバーが乗っていたとして、目的、目標を全員で明確にして物事を進められていない。つまり、船には乗っているけどみんなが違う方向、目的に向かって船を漕いでいる状態でチームとして前に進んでいない。」という状況をアドバイスしていただきました。実際、当時は目の前にあるタスクを一人一人がこなすことに満足をして、その先のゴールをしっかりと考えていませんでした。ここからメンバーで話し合い、自分たちが心から楽しいと感じるプロジェクトやイベントを成し遂げ、この経験を各自が次のステップで活かすことができるような活動をしようという目的を設定してリスタートしました。この過程があったからこそ、素敵なゲストと出会い、オンラインイベントを最高な形で終えることができたと思います。
あなたはバーチャルチームワークという言葉を耳にしてどのようなことを想像するでしょうか? 僕が考えるバーチャルチームワークとは、オンラインという状況の中、対面でコミュニケーションをとることのできない分、誰が何をしているのかわからない。そういった中でも、メンバーを信頼し、1つのゴールに向かいチームという船を全員で漕いでいくことだと思います。アイクマンさんから助言をいただいてこの価値観を得ることができました。
これからの人生で、いくつものチームという船に乗ることになると思います。今回のチーム課題を解決した経験を活かし、どんな困難の中でもチーム全体で前進して乗り越えることができる。このアクションを素早く行うことができるように自分自身が貢献したいと考えています。