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海外事情を通して得たこと
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JUST DO IT.
社会福祉学部福祉心理学科
3年
高桑七佳
自分を信じること
海外事情に参加する前、私は自分に自信がありませんでした。上手くいったとしても、これくらいできて当然だと考え、失敗すれば自分はだめな人間だと落ち込むことがよくありました。海外事情の活動期間中は失敗の連続で、初めは本当に辛かったです。
しかし、そのような経験を積んでいくことで得ることができた大きなものがあります。それは自分の可能性を信じるということです。あれこれ考えて何もしない、人に変化を起こしてもらうのを待っているのはつまらない。まずは自分を信じてとにかくやってみるというのは海外事情を経験して身に着けられた大きなスキルです。
また、海外事情では個人作業ではなくチームでの活動がメインだったため、自分だけではなくメンバーも信じることが不可欠でした。私たちは対面での活動は行わず、すべての活動をオンラインで行っていました。そのため、メ ンバーとの連絡がうまく取れないなど、コロナ禍ならではの苦労が尽きませんでした。例えばメンバー間で連絡のタイムラグが発生し、作業に時間がかかる、仕事の振り分けがうまくできていないことがよくありました。
そのような状況が続き、「他メンバーに頼るのではなく1人で作業をした方が早い。」と考えてしまうことがあり、トレーナーのアイクマンさんに相談をしました。その時に「本当にコミュニケーションをとれているのか、 本気でメンバーを信じなければ誰も本気になってくれない」というアドバイスをもらいました。その時に、それまで私がしていたコミュニケーションは、当たり障りのない表面的なやり取りしかできていなかったと気づきました。以前は他の人と対立することなく、集団の協調性を考慮できていることこそが良いものだと思っていました。しかし、それでは自分の本当の気持ちを伝えることは不可能で、いつまでたっても本質的な解決にはつながらないと自分の考えを改めました。 このことを意識し、みんなの事を信じて結局失敗したらどうしようなど、マイナスなことばかりを考えるのではなく、とにかくまずはメンバーを信じて自分の行動を変えてみようとしました。するとそれまで思い悩んでいた状況が、拍子抜けに近い感覚を覚えるほど一気に改善されていき驚きました。いつもアイクマンさんが言っていた「とにかくまずはやってみる」を実践できたのだと思えた瞬間でした。